マッチングアプリで1400万円の仮想通貨詐欺にあった私がリスタートするブログ

マッチングアプリで仮想通貨詐欺にあい、1400万円(内400万円は借金)を失った彼氏なし30代女性がリスタートをきるブログです。

◆私がマッチングアプリを始めた理由◆

そもそも私が何故マッチングアプリを始めたのか、まずはそこから詐欺被害の過去を辿りたいと思います。



私は小学生の時から、いつかは子育てをしたいと強く願っていました。ただ、その時隣にいるはずの父親の姿は上手く想像できなかった記憶があります。誰かを好きになった事はあったと思うのですが、あまり覚えていません。


小学校高学年から中学生にかけてはアトピーが酷く、特に関節とまぶたが赤く腫れていました。そのこともあり中学生になるといじめを受け、隣を通るたびに悪口を言われ、前髪を勝手に切られてクラスメイトに笑われたこともありました。髪を切られた時は流石に担任に相談しましたが、その時はいじめには該当しないと言われました。

この時の経験が今の私の人に対する考え方の土台になっています。人を信じたり、好きになることに対して臆病になりました。


そんな私の最初の転機は今の会社に入ったことです。

今まで真面目に勉強だけをしてきた私にとって、会社の人を大事にする価値観やそれを体現する仲間達の存在は新鮮なものでした。今までより明るくなり、人と接することが好きになれたのは今の会社に入ったからです。



しかし、依然として恋愛として誰かを好きになることはありませんでした。誰かと一緒に暮らすことが想像できず、毎日誰かとやりとりをするのは面倒臭いと感じていました。私は人を好きになるセンサーが壊れてるんだと思っています。人として何かが欠落しているんだと。実際何人かとは付き合うこともありましたが、好きだと感じる事は少なかったです。昔は悪目立ちしないように、彼氏がいるという事実が欲しいだけで付き合っていました。



そんな中での二度目の転機は今回のコロナでした。2020年の緊急事態宣言で自粛中、人とリアルで会うことの大切さに気付きました。私が1人でいるのが平気なのは、いつでも誰かと会える前提条件の元に成り立っていたんだと感じさせられました。そこで初めて誰かパートナーが出来たらいいのにと思い始めました。好きになれなくても尊敬できる話し相手が欲しかったのです。



まず始めに試したのは婚活パーティーでした。

9月くらいに1度参加して実際に何度かデートを重ねた結果、私が相手の方を好きになれずお断りをしました。やはり私は人を好きになれないんだと落ち込みました。



その後マッチングアプリをすることにしたのは、同僚が何人もアプリで結婚していたからです。私もこれなら出来るかもと、気軽な気持ちで始めました。


初めてしっかりとメッセージをやり取りした人は、ビデオ電話で服を脱ぐよう要求され、すぐにブロックしました。


その次にメッセージをやり取りした人とは二度目のご飯の時に告白され、付き合うことになりました。しかし、付き合ったその日にキス以上のことを迫ってきて、私の気持ちはそこで一気に冷めてしまいました。大人なのでそうなってもおかしくないとは思いますが、人を好きになれない私にとってそれは急な展開でした。

付き合ってすぐに別れるのもどうかと思いながら、一度冷めた気持ちは戻らず、数日後に別れを告げることになりました。



そして、次に出会ったのが自称台湾人の男性です。今までアプリで出会った人が割とすぐに会いたい、電話したい、その先に進みたいという感じの方ばかりだったので、まずはメッセージのやり取りをしたいという台湾人の姿勢はその時の私にとっては好感が持てるものでした。この先のことなんて当時は想像もしてなかったです。